輸送中の車内積載について


お引越しなどお車の輸送をご検討の方には、車内にできるだけお荷物を積んで運べればとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでご注意いただきたいルールとして【車内積載物の原則不可】のルールがございます。
一口に積載品の不可とはいうものの、全てのお荷物がご輸送不可対象になるかというと実際は異なる場合もございます。

下記の例は積載品の量・種類・特性に応じた対応可否についてと、伴うリスクのご紹介です。
※※積載を認可する内容ではないことを予めご了承ください※※

荷物の詰め込み(過積載)ケース


お荷物トラブルにおいて最も多い事例が、過積載によるトラブルです。
ご輸送注意事項にも記載の通り、弊社加入の陸送保険は車両のみが対象となるため、お荷物への補償(破損・紛失)ができない観点からお荷物積載の原則不可をお願いしております。しかし、お荷物状況によってはそもそもご輸送が困難となってしまう場合もございます。

●以下、主な輸送中止となってしまう可能性のある過積載事例
・窓枠以上に積載されているお荷物(段ボール・衣装ケースなど)
・大きなお荷物(自転車・家電製品・ゴルフバッグなど)
・バック・サイドミラーを見ることができないようなお荷物(洋服ラックなど)
・サイドブレーキ付近など運転に支障をきたすようなお荷物(物干し竿などの長いお荷物や固定されていない細かなお荷物など)
船舶を使用してのご輸送の場合、港にて船積み車両の検査があり、そのタイミングで乗船を拒否される場合もございます。万が一乗船ができず輸送中止となる場合、ご輸送費はそのままにご自宅までのお戻し分の陸送費など追加で費用が発生する可能性がございますので、お荷物の積載については十分にご注意をお願い致します。

荷台に他車両を積載しているケース


トラックご輸送の際、荷台にバイク・軽車両などの他車両の積載はできません。
複数台のご輸送を希望の場合、必ず1台ごとの輸送ご予約をお願い致します。
※パーツに解体したとしても積載は承ることができません。ご注意くださいませ。

貴重品などの置き忘れのケース


車内置き忘れで多いものに、燃料カード・ETCカードがございます。
ご輸送中にそれらを弊社並びに協力会社が使用することはありませんが、輸送途中に置き忘れ品を回収し郵送などをすることはできませんので、車両引き渡しの際は、貴重品の置き忘れが無いことを十分ご確認のうえお引き渡しくださいませ。

危険物を積載しているケース


可燃性のあるお荷物(燃料缶・携帯用バッテリー・家電製品)の車両積載は完全不可となります。昨今のキャンプブームで、カセットコンロ用のガスボンベを積まれる方も増えておりますが、輸送途中でこれらの積載が判明した場合、お荷物の処分費用をお客様にご負担いただくケースや、最悪、輸送中止となりお車を引取り先まで返却しなくてはならない可能性もございます。

過去に発生した車内積載におけるトラブル事例をご紹介させていただきました。
お荷物積載は原則不可とはなりますが、ご相談の上、問題ない程度でしたらご輸送を承ることが可能な場合もございます。(※お荷物・ご輸送完了を保証するものではございません)
ご不明な点などございましたら、お気軽にお電話(048-775-9833)にてご相談くださいませ。